last week, I went to see a concert of Hiroya Tsukamoto, my friend from college.
we barely know each other, and last time I saw him was in NY, about 10 years ago.
still, when I found that he's back in Japan playing this show, I decided to come.
only because I remembered that I kind of liked his music, when I saw his performance 20years ago.
it was with his band back then.
this time, it was just him.
I quietly sat in the side of the room, as I found no familiar face.
when he showed up with his guitar in his hand and sat on the chair, I realised the microphone. huh, I don't think that's only for speaking. is he going to sing...???
then he played his first note and immediately I knew I was in a right place.
I made the right choice to be here.
only keen musicians can play such clean, beautiful, almost sacred notes.
that was when I realised that I became a such listener who appreciates this kind of simple beauty. yet, it was really his tone that made the whole room a sacred place.
his music is with his guitar, vocal and loops.
simple, but with many layers.
sensitive and dynamic.
it takes you everywhere and it gets directly into your heart.
brings up many thoughts, but your soul is filled with the music.
ah, this is it.
this is why I keep going back to live concerts.
gently but vividly, his music and stories showed us who he is.
I go to concerts not only to listen to the music but to feel the energy of the person.
to get to know the person.
that's why, I have not much of interest in cover music.
the concerts that only play jazz standards bring me nowhere.
who are you? what's your story?
that's my question and to answer that, I also started writing and performing my own music.
don't pretend to be someone else.
don't play the line that once the famous someone played.
play the line you feel now.
sing the lines that come from inside you.
even when you don't know the tune, if you be there, if you feel it, you see how your body reacts.
that's so rare to happen if you only listen to music with ipod at home.
this is the kind of experience that I want to share with the performer when I go see a concert and this is something I want to bring to my audience as a performer.
imitation is to understand what others have done and know yourself.
technique is to make a comfortable base for all of us to create the moment.
so, what do you create next???
大学の先輩、塚本浩哉さんの演奏を聴きに行った。
最早今となっては何でそれを決めたんだっけ?と思うくらい。
彼の演奏を見るのは大学以来。
お会いするのも、ご近所だったニューヨーク以来、10年ぶり、、、???
東京で気になってるお店での演奏なのと、「昔聞いた時に素敵だと思った」というぼんやりした思い出だけで決めたこと。
暑いし、予定も詰まってるし、疲れてるし、宿題溜まってるし。もしかして今日行かない方が良い???とか出掛けにちらっと思ったくらいの話。
それでも外に出て、初めて見る東京のチンチン電車、三軒茶屋へ向かう世田谷線に乗るうちにワクワクが高まって来る。
開演少し前のお店の、それでもまだ空いた席の目立つ店内の、良さげな場所を選んで座る。
昔に一度、バンド形態でしか聞いたことのない彼の、今日はソロ。
ギターを持って出て来て、座った瞬間に、あれ???
マイクが、ある。しかも、あれは絶対MCだけのためではない。
なんて思った瞬間紡ぎ出された音に今日の正解を、勝ちを確信した。
音を聴いただけで、そこに込められた想いとかそれを得るためにかけられた時間とかエネルギーとか、そういうのを感じちゃう自分になったなーっていうのと。そこまで研ぎ澄まされた音っていうのはその響きだけで人の心を震わす。
初めて聴くソロライブは、ギターと歌と、それらをループして作られる、とってもシンプルで多様で、繊細で壮大で、自分の中にダイレクトに入って来るのに、どこか遠くの景色を思わせて、色んなことが思い浮かぶのに、音楽で胸がいっぱいになるような体験だった。
だからだ。
塚本さんのコンサートは、その演奏も、そこで語られるストーリーも、ほとんど彼のことを知らないあたしにすら、その人となりが感じられるようなもので。
あたしはライブを見に行って、知ってるあの曲を聴きたい!とかよりも、その人のエネルギーを感じること、その人を知ることを最大の目的にしてるのだなと思った。
だから。
そこに、ある一定の価値があることを認めた上で。
スタンダードばっかり演奏するようなジャズのコンサートに興味がない。
あたしが見たいのは、今目の前にいるミュージシャンが何を感じてどんな生き方している人なのかということ。だから、誰かを模したような演奏はいらない。技術で威圧するような態度は嫌い。
そうではなくて、圧倒的な音楽のセンスと技術が最早なかったとしても、全力で何かを表現するパフォーマンスを自分は見たいと思っているんだ。いや、自分も含め、演奏者の技術の無さに腹を立ててることも多いんだけど。笑
昔からレコーディングもライブバージョンが好きで、色んなアーティストのライブ版を繰り返し聴いていて、映像でも観て、まーでも会場に行って生で聴くことに勝るものはないと思っているんだけれど。
知らない曲だろうが、なんだろうが、ただそこにいてその時に起きていることを感じることに集中したら、何だって楽しめるだろうと思う。
本当に素晴らしい、エゴではなくて音楽の為に演奏される音楽が心に響いて来る体験を、もっと沢山の人にしてもらいたいなぁ、、、。
ライブで演者の目の前に座って全神経を傾けて音の中に深く入り込んで行くことは、家でレコーディングを聴くのとはやっぱり受け取れる情報量が全然違う。会場の全員の息遣いと、受け止める側の静寂と、緊張感と美しさとエネルギーと。
ベルリンでPJ Mortonを見た時にも彼らの作り出す圧倒的なエネルギーで会場がゴスペルチャーチになった感覚があったけれど。
それとは対局の静と安堵感に浸るような、お寺とかヨーロッパの教会みたいな空気感が作られて。
ずっとバンドをやって来たけど、あるフォークシンガーの演奏を見て、いつか自分も1人で聴衆を惹きつけるようなパフォーマンスをしたいと思ってソロの演奏を始めたという彼の意図の明確さとそれが実現されていることに、自分の意図にフォーカスを置いている最近の自分はまたしても感動する。
模倣は自分が何者か、自分なりの表現を知る為の手段。
技術は周りを引き上げ包み込む為に使うもの。
さぁ、次はどんなパフォーマンスになるだろうか。
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