良い1日とはこのような日だ。
朝は起きた時にちょっと嬉しくなるようなメールを受けて。
早くから外に出て仕事をして、気持ち良くさっさと終わる。
サクッと家に帰ってご飯を食べて、溜めていた自分の仕事は、沢山あると思っていたのに気分が変わったからサクッと仕上げる。
素敵だなと思っていた友人の展示を見に、ちょっとした遠出をしたら、数寄屋造りの本当に素晴らしいな空間にお邪魔することになった。
入った途端に出迎えてくれたのは、想像を遥かに超える本気と集中力を差し出してくるような作品。
自分の性格とは正反対の質の集中力の向かい方に、何故この作品、作家に惹かれるのかを理解出来るような気がした。
自分の持っていないものを持つ人達への羨望。
叶わないもの、自分には備わっていない性質と諦めがつけば、正反対の自分のこともそれが自分の持ち味だと受け入れられる。
作品をじっくりと見て、あとは1人、ただその空間を味わう。
外から聞こえる子供達の声、鳥の囀り、筧から流れる水の音。
自分に必要だったのはこれだったんだなぁ、、、。
何もない空間と、何もない時間。
東京のバタバタした慣れない暮らしに、疲れているのを気づかないようにしているのか、最早気付けもしないのか。
でも、選べば、こんな場所も見つけられるのかも知れない。
そんな風に思えたとても貴重な時間でした。
ギャラリーのオーナーさんともお話をして、彼の作家達への想いや、その建物の歴史などをお聞きし、自分が欲しているもの、提供したいものは、作品そのものというよりはそこに関わる人の想いや、その集中力、本気、そして自分の場合であればそのパフォーマンスの場面での爆発力。
今日ここに集っているのが、内向的な、1人でじっくり途方もない時間をかけて作られる作品だとすれば、あたしが目指しているのは真逆の、ピカソや岡本太郎の作品の様な、一気に爆発する力なのかな、と思った。
そんな時間を後にして、今度は忙しい渋谷の街に繰り出す。
フライヤーの印刷をしたいんだけれど、以前使ったお店の店員さんがどうも苦手で。
でもそこを目指して行ったら、すぐ近くに同じような店があるのに気付く。入って話を聞いてみると丁寧に対応してくれるけど、今日は間に合いそうにない。
じゃあやっぱり前のところか?と思って入ると、同じ店員さんが以前と同じテンションで対応してくれる。
その変わらなさに思わず苦笑してしまう。接客を長くやっているものとして、こういう場面での気持ち良い対応をどうしても求めてしまう身としては、いただけない。その態度はどうしても、いただけない。
そんな風に思っていたら、今ちょうど満員ですぐには対応出来ないとのこと。
じゃーいーです!
そして渋谷にある他店舗を目指す。
先に電話をした感触はいい感じ。
そして出迎えてくれた人達は別に、にこやかなわけではないけれど、あたしの中ではちゃんと目の前のあたしに対応してくれている感。
これでいーのよ。これで。
そして、これがいーのだ。
特別なものを求めているわけではないけれど、対面しているのは同じ人間なんだと、形式だけでないコミュニケーションを取る努力をする接客が、あたしは好きだ。
スッキリして、フライヤーもギリギリ仕上げて今度は広島からポップアップのために来ていらっしゃる大好きなアクセサリー作家さんのところへ。
そこではまた全然違う感じの想いが爆発している。
今度は「あたしはこれが好き!!!」という突き抜けた楽しさの広がり。
初めてお会いした時から、やり切ってるなーと思っていた彼女の、トンがった作品達。
原色大好き、蛍光色も取り入れて、柄に柄なんてザラ、色がカチ合うほどに着こなせる!と思っているあたしのスタイルにピッタリなのである。
そこで彼女の作品をじっくり見て、、、というより彼女達と一緒にお話して、彼女達が出す好き!!!っていうめっちゃ明るいエネルギーに自分を触れさせて、自分から湧き出る「あたしこれ好き!!!」もしっかりと感じる。彼女の作品も好きだし、あたしもこんなん作りたいし!
そして流石のアーティスト、「アイネさんもやったらいいよね!」と次々とアイディアや情報を出してくれる。
そうだね。あたしもいっそ、自分でもっと色々作りたい。音楽だけでなく。自分の中の”好き”をもっともっと外に出したい。
とっても楽しくなって、買いに来たのに喋り過ぎて作品を吟味する時間がなくなって、「また来ます!』と閉店ギリギリのお店を後にして、その日の最終目的地、家から歩いて1分の餃子屋さんで、メンバーにフライヤーをお渡し。
「フライヤーありますか?あるんだったら配りますよ。」
そんな風にメンバーから言ってもらえるなんて、それだけでメチャクチャ嬉しい。
そこで久しぶりのキャッチアップをして、バンドをするって、ミュージシャンとして生活するって、、、みたいな話をする。
あたし達はきっと、もっと自分達のしていることに自信と誇りを持って良いと思うんだ。
そしてお互いに色々抱えていたりする、問題だと感じることや、不安な気持ちをもっとオープンにシェアしてもいいと思うんだ。
音楽を演奏するその時間だけで繋がる関係より、もっと普段からコミュニケーションとお互いのサポートが出来るような、そんな環境を作りたいとあたしは思っている。
そういう目標へのじっくりとした腰の据わった取り組み方と、ライブの時の瞬間的な爆発力。
ライブに来る人が見たいのは、音楽の美しさとか、テクニックとかいうよりも、結局、人が本気で何かに取り組む姿勢なんじゃないかと、エネルギーを最大限に集中させている様なのではないかと思う、エネルギーの流れが奇跡的に気持ちの良い1日だった。
心と、体力と、時間と、場所と、お金の余裕を、大切に。
酒でごまかすんじゃなくて、ハグだよ、必要なのは。

One good day in life.
woke up with a nice message made me smile.
worked a bit, came back home then, I finally start working on my own stuff.
for a few days, I felt dragged down but I got over it, and the work is done in a second.
so I went out to see the exhibition my artist friend was participating.
it's a bit far out in Tokyo, and there's nothing around, but houses.
quiet neighbourhood.
there I found this beautiful gate and the house.
I couldn't make it to the regular opening time so I asked and the owner opened the place just for me. he welcomed me into this japanese traditional architecture.
the moment I step in the entrance, I feel the silence.
there's this quiet, cool, attention on everything that's there.
every corner of the house, the furnitures, and of course, the art works.
something totally different from my art.
if mine is the explosion, like Picasso or Taro Okamoto did, the focus there was internal and deep, and quiet, persistent.
that's why.
then I understand why I admire the artist.
he has something that I don't have. his way or expression is totally different from mine.
I don't have it. so I envy. but I accept the fact, and, that's fine. that's me.
he is another one who reflect me to show me who I am.
I fully embrace, take in the place, or just be there. to sense what I feel.
because the house is only available for me for this time, there's really nobody and I just sat and, listen to the birds, water, and kids in the background.
I found myself so relaxed, enjoying the nothingness, fully be with myself.
I needed this. I needed this time, and the place.
I talked to the owner of the place, appreciate his love for the artists he represents.
after the short, but very intense visit, I then go out to Shibuya, the total chaos.
even here, I seek for the real conversation, humanity.
even with the random shop staff.
but I find it. because I don't want to compromise.
and then, I visit my favourite accessary artist, who's visiting Tokyo to have a Popup shop.
I love her taste, which is crazy and colorfull, goes all the way to fully show her world.
just talking to her gets me energy and inspirations.
I want to fully play with my life. not only in the music world. but there's more!!
at the end of the day, my thought goes to my audiences. or any audiences.
I guess people just want to see someone fully go into their thing.
it doesn't really matter how good that is, how amazing the production is, but we want to just feel the passion behind. someone is being really serious about something, going deep for what they are doing.
and I guess that's what I am aiming for.
I can be more, more into what I do.
Comentários